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IODATAのUSBメモリが認識されない(パートナー社からの依頼です)

2020年08月06日(木)

和歌山県内からの依頼です
この依頼品は依頼をよくいただいているパートナー様からのものです。
認識されなないUSBメモリを調査したけれど、原因が分からないとのことで弊社に依頼されてきました。
パソコンに取り付けてみると何の反応もありませんでした。
パートナー様からの依頼の場合は基本的な調査を行っているわけですから、回路の断線のような見てわかるような調査はせず、いきなり信号チェックから始めます。
電源、各所チップ、コントローラ、メモリの順に確認していきます。
時には特殊な部品を使っている製品もあります。例えば、定電圧回路、水晶発振子などがそれに相当します。
本件は特殊部品は使われていないため、③の写真の微小チップの破損であることが判明しました。

軽度物理破損で8000円頂きました

今日は全国的な猛暑で38度を超えた県があったようです。

コネクタが取れて回路が断線しパターンが剥離した

2020年08月05日(水)

横浜市内からの依頼です
今回の依頼品は①の写真の状態で送られてきました
このように、中の基板だけが送られてきた場合は製造メーカー名が分からず作業に手間がかかります。したがって、バラバラでもよいので出来るだけ全てを送って頂けると助かります。
早速、ホームページにバラバラになっても全て送って頂くように記載したいと思います。
この依頼品から破損した状況を推測すると、コネクタが取れてしまっていること、および4本の導電端子がすべて取れてしまっていること、パターンが剥離していることなどから、パソコンにUSBメモリを取り付けたまま落下させたのではないかと思われます。
そして、写真②の回路断線と書いてある部分が断線して無くなっています。
この断線した回路は写真②からも見えるように非常に細く作られています。
②の写真は実物を10倍位に拡大しています。そのため、回路が如何に細いかが想像できます。毛髪ほどの細さか、それ以下の細い回路です。
この部分にリード線を半田付けしてデータを取り出します。

作業はおよそ40分かかりました
軽度物理破損で8000円頂きました

エアコンが無い部屋で扇風機だけの風で作業していますので、この細かい作業が終わると汗がびっしょりです
近くで蝉が忙しく鳴いています

東芝製64ギガUSB3タイプのコネクタが取れてしまった

2020年08月04日(火)

兵庫県内からの依頼です
依頼品は①の写真の状態で届きました
最近は写真①のように内部の基板がケースから取り出された状態で送られてくることが多くなりました
破損したときにこのように出てしまったのか、または依頼者様が自分で取り出して確認されたのか不明です。
写真②でUSBメモリのコネクタ部分について詳しく説明します。
一般的にほとんどのUSBメモリは②の写真のように、AとBの二カ所でコネクタが基板に固定されています。
この依頼品は二カ所とも取れてしまっています。
通常、この二カ所だけで固定されているため、僅かな力を加えるとこの部分は曲がったり、この依頼品のように取れてしまいます。このように、コネクタと基板はしっかり固定されているわけではありません。取扱いには注意が必要です。
この依頼品はUSB3タイプのため、導電端子は9本あります。
写真②のCの箇所でコネクタ側と基板が半田付けされているのですが、この依頼品は9本すべてが外れています。
このように、導電端子が外れただけだとよいのですが、実際には今回のようなひどい壊れ方をすると、他の部分にも影響がでています。
この依頼品も他のチップの端子が複数個所にわたって半田の外れが起きていました。
以上でUSBメモリのコネクタが如何に弱い構造であるか理解できたと思います

軽度物理破損で8000円頂きました

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