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2020年03月11日 記事
小型USBメモリが割れた

2020年03月11日(水)

東京都内からの依頼品です
硬い金属で包まれた小型のUSBメモリです
依頼者様から曲がって認識されなくなったとのことでした。
電話で状況を聞いた時点ではこのような形の機器とは想像していませんでした。
宅急便の小箱から出てきたのは固い金属でがっちり包まれたものでした。
この形をみたとたん、これは、もしかしたら一体型?と想像しながら硬い金属を広げていくと、中には普通のUSBメモリの構造をした基板が入っていました。
狭い基板の裏表に部品がギッシリ詰まっています。
よく見ると基板が割れていました。コネクタの付け根ではなく、少し基板側の箇所で割れていました。
この時点で作業はムリかと判断して中断。
USBメモリの基板は表面、裏面、さらに中間に2面の合計4面から成る多層構造になっていて、それぞれに配線されているため、割れてしまうと半田付けによる補修はとても難航します。基板の真ん中付近で割れた場合は半田付けによる補修はできません。
この依頼品はきわどい箇所で割れていました。
時間を置きながら、二日間にわたって、合計6時間位かけてリード線で接続、認識されました。
完了と思ったら今度は通常には読み取れず復旧ソフトで取り出すことになり、更に3時間位かけて今度は完了。
このように大変な作業になることがあります。
写真②と③の赤い線で囲んだ箇所が割れた場所です

重度物理障害となり料金12000円を頂きました

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