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2020年07月 一覧
ADATAのUSBメモリが認識されない

2020年07月26日(日)

愛知県内からの依頼です
この依頼品は固くてしっかりしたケースの作りをしていて、滅多に曲がりません。
その代わり、この製品が曲がったりした場合に中の基板を取り出すのに大変時間がかかることがあります。
通常は写真のUSBメモリの赤い部分を注意しながらコネクタの先に向けて抜き取って行きます。
この赤い部分はとにかくしっかり付いています。金属のコネクタ部分が曲がっている場合はこの赤い部分を抜き取ろうとしてはなりません。無理に抜き取ろうとするとコネクタが取れてしまうか、断線します。抜き取れそうもない場合はケースを削り取る方法が安全です。
この依頼品はコネクタは正常で、チップの半田外れが原因でした。
軽度物理破損で8000円頂きました

BUFFALOのUSBメモリが横に変形して認識されない

2020年07月18日(土)

栃木県内からの依頼です
パソコンにUSBメモリを付けている状態で足が当たったとのことです。
届いた依頼品は一番目の写真のように横方向に曲がり、セロープが貼られていました。
セロテープを取り除くと二番目の写真のようにケースから基板が出てきました。足が当たった時にケースが外れたのか、依頼者様が取り出してみたのか分かりません。
時々、依頼者様がケースを開けて基板を取り出して送ってくることがあります。
三番目の写真はコネクタが取れた状態を拡大したもので4本のコネクタが全てちぎれています。この状態から推察すると、瞬時に強い衝撃を受けたことが想像できます。
この依頼品は他にも細い回路パターンの断線が2箇所がありました。
このように強い衝撃を受けて基板が割れなかったのは幸運です。

軽度物理破損で8000円頂きました

コネクタ取れを自分で修理したらボロボロになった

2020年07月15日(水)

福岡県内からの依頼です
依頼者様からUSBメモリのコネクタが取れたため自分で修理しようとしたがダメだったとのことでした。
届いた依頼品は最初の写真のような状態で、ケースは同封されていません。
ちょっと見ただけで上手く補修できていないことが分かります
二番目の写真は破損箇所を拡大したものです
導電端子は断線と、および外れた箇所があり、導電端子の外れた場所は回路パターンも剥離しています
そして、最も問題の箇所は赤丸で囲んだ半田の塊です。
この半田の塊の中に微小抵抗とコンデンサが取れて混ざっていました。
この状況から推測されることは、顕微鏡を使わずに通常の半田ゴテで作業したようです。
回路パターンの断線は毛髪のように細い回路があって、二カ所が剥離断線していました。
この細い回路パターンは毛髪のように細いため半田、半田ゴテは特殊な専用のものを使わなければなりません
補修は先ず基板の破損箇所の半田を取り除い微小部品を付け直して、剥離した箇所を補修します。
最後にデータ取り出し用のコネクタに繋ぎなおします。
そして、無事にパソコンから認識されて終了です
およそ30分位の作業時間でした
軽度物理破損で8000円頂きました

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