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2020年11月 一覧
Verbatim製のUSBメモリが大きく折れ曲がった

2020年11月05日(木)

愛知県内からの依頼です

Verbatimは三菱ケミカルメディアと呼ばれる会社の日本製の製品なのですね。
コネクタが大きく折れ曲がっています。
このメーカーのUSBメモリはケースががっちり接着されており、解体に非常に時間がかかります。
二番目の写真からも分かるように、粉々に切り刻まなければなりません。
一般の人がケースを開封すると、内部の基板に傷つける心配があるためお止めください。

三番目の写真から破損の状況がよく分かります。
コネクタの付け根の部分がポッキリ折れて、折れた箇所から4本の導電端子が断線しているのが見えます。
この依頼品はリード線を半田付けしてデータを取り出しました。
この依頼品は大きく折れ曲がった場合にコネクタの付け根が断線していることが容易に分かる代表的な例です。

軽度物理破損で8000円を頂きました、

認識しないUSBを他社に見積もりし、高額のためキャンセルしたらメモリを外されて返された

2020年11月04日(水)

東京都内からの依頼です

USBメモリのコネクタが曲がってパソコンから認識されなくなったため、ネットで見つかった業者に見積もり依頼、
高額だったためキャンセルするとメモリが外されて返却されたとのことでした。
このような理由で、弊社に再度依頼されるケースが時々あります。

通常は、このような場合に何らかの調査をしてデータを復旧できそうな場合に、データを復旧できたら幾らかかると回答しますが、
この業者さんは調査せずにメモリを外して返却しているようです。
再度依頼される時のために、すぐに作業に取り掛かれるようにメモリを外して返却しているのかな?と、考えますが、どうして調査しないのか気になります。
このようにして返却されると、一般の人はどうすることもできません。メモリを付け戻すのは困難です。

依頼品を顕微鏡で確認すると、導電端子の半田が外れていました。
メモリを元の状態に付け戻してパソコンに取り付けるとすぐに認識されました。
依頼者様に確認すると、最初の業者は10万円を超える見積を提示されたそうです。
USBメモリが少し曲がっただけで高額の出費は辛いですよね。

重度物理破損で8000円を頂きました

IODATAのUSBメモリのコネクタが取れた

2020年11月03日(火)

埼玉県内からの依頼です

依頼品のUSBメモリはコネクタの部分がとれたため、依頼者様が自分でケースを開封してみたとの事でした。
一番目の写真は届いた状態の依頼品です。ケースが開封されています。
二番目の写真は基板が見える全体のものです。この状態でも導電端子の取れた箇所が見えます。
三番目の写真は導電端子が取れた箇所を拡大したものです。
赤丸で示した部分の4箇所がパターン剥がれを起こして無くなっています。

このようにパターンが剥離して無くなった場合は毛髪のようなパターン回路にリード線を半田付けすることになります。
細かい作業の腕の発揮のしどころです。普通の方は決して半田付けしょうとしないでください。
市販の半田ゴテでは半田付けできないばかりか、周囲のパターンを焼損します。
何人もの方達が自分で半田付けを試して失敗したとのことで依頼を受けています。

この依頼品は電源抵抗の破損も見つかり、交換しています。

軽度物理破損で8000円を頂きました、

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