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ケースの固いしっかりしたUSBメモリが大きく曲がって使えなくなった

2020年11月19日(木)

埼玉県内からの依頼です

今回の依頼品はメーカー名が分からない、非常にケースが硬い製品です。
ケースがあまりにも固く、しっかりしているため、曲がってしまうとケースから取り出すのに大変に時間がかかります。
このような製品は経験のない人はケースを開放しないでください。中の部品を傷つけてしまいます。
一番目の写真は届いた依頼品の平面と側面です。大きく折れ曲がっています。
二番目の写真はケースを開封した平面から見たもので、ケースは完全に削り取っています。これだけで大半の時間がかかりました。
三番目の写真は基板を側面から見たものです。

この依頼品は導電端子以外にコントローラの半田も複数個所取れていました。
このように硬いケースは、一般の人が開封するかも知れないということを考慮していないようです。
ケースから基板を取り出しながら何度か指が痙攣してしまいました。メーカーさん、もう少し開封しやすくしてほしいです。

中にマイクロSDが入ったUSBメモリが曲がって使えなくなった

2020年11月18日(水)

東京都内からの依頼です

依頼品は一番目の写真のようなコンパクトなUSBメモリです。
コネクタの部分は金属ではなく、全てプラスチックでできています。
パソコンに取り付けた状態で落下させたとのことでした。
二番目の写真は側面から見たもので、ケースが開いていました。
中にはマイクロSDと同型のチップが入っていました。
小さなコンパクトなものはこのようにマイクロSDのようなチップのものが多く見受けられます。
9箇所の接点を半田付けしてデータを取り出しました。

軽度物理破損で8000円頂きました

少し力がかかってSP製のUSBメモリが認識されなくなった。

2020年11月17日(火)

千葉県内からの依頼です

メーカーSP製のUSBメモリをパソコンに取り付けた状態で少し力がかかって認識されなくなったとのことです。
1番目の写真は緩衝材付きの封筒で届いた外観です。
今回の依頼品の破損の状況は簡単なようですが、測定器と顕微鏡がなければ原因特定が困難なものです。
2番目の写真はケースから取り出した基板の全体で、この状態では破損の箇所は見えません。
3番目の写真は導電端子の部分を拡大したものです。
赤い円で囲んだ4箇所がこの依頼品の破損の原因です。よく見るとわずかに亀裂が入っています。
通常は顕微鏡でこの箇所をみても亀裂のようには見えず、単に半田の並スジのように見えるため見過ごされます。
更に、測定器で導通を調べても測定する地点を僅かに間違っただけで正常な結果になってしまいます。

このような場合は長年の経験で念のために測定の場所をずらしながら確認していきます。
この依頼品は他にも微小チップの接触不良が見つかりましたが短時間での作業で完了しました。

軽度物理破損で8000円頂きました

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