2020 年 11 月
1
2
3
4
5
6
7
8 9 10 11
12
13 14
15 16 17
18
19
20
21
22
23 24 25 26
27
28
29 30          
前月 今月 翌月
2020年11月 一覧
SPのUSBメモリが認識されなくなった

2020年11月12日(木)

千葉県内からの依頼です

一番目の写真は送付されてきたSPのUSBメモリの外観です。
見た目に何も異常が見られません。
二番目の写真はケースから取り出した基板です。この写真からも異常が見られません。
実は、この依頼品はコネクタの導電端子と基板の付け根の部分で半田が取れているのです。
肉眼では勿論見えませんが、顕微鏡で見ても見落としてしまう僅かな半田の外れがあります。
測定器で確認して初めて半田の外れが分かる症状です。
三番目の写真は導電端子が取れた部分を赤丸で示しています。
よく見ないと単に半田付けの時に生じる半田のスジと勘違いします。

軽度物理破損で8000円頂きました

コネクタが取れて自分で修理を試した基板だけのUSBメモリが届いた

2020年11月11日(水)

東京都内からの依頼です

依頼者様からコネクタが取れたとのことでした。
届いた封筒を開けると一番目の写真のようなケースから取り出された基板だけが出てきました
この基板、よく見ると普段と違います。
どうなっているのか顕微鏡で拡大すると、コネクタが取れた箇所に半田付けされた形跡があります。
その部分は黒くなった焦げ跡があり、更に周囲の回路パターンが焼けて無くなっています。
状況からすると、依頼者様が自分で半田付けしてデータの取り出しを試したようです。

USBメモリの基板を半田付けするには以下のような注意が必要です。
・市販の半田ゴテは高温過ぎて使えません。回路や部品が焼損します。
・市販の半田ゴテはコテ先が太すぎて、細い回路パターンの半田付けは殆どムリです。
・市販の半田は高温用のためUSBメモリの半田付けには使えません。
・USBメモリの半田付けには特殊溶液が必要で、それが無ければ半田は付きません。
・顕微鏡が必須です。レンズのような拡大鏡では細い回路パターンは見えません。
・毛髪のよように細い回路パターンを半田付けするには高度な経験が必要です。
・電気の知識が必要です。
以上ですが、この依頼者様は女性の方でした。

依頼者様が自分で半田付けした際に半田ショートを起こしてコンデンサーがパンクし、その結果コントローラが破損していました。
結局、メモリを取り外してのデータの取り出しになりました。

料金は重度物理破損で12000円頂きました

USBメモリのコネクタが取れて基板だけが届いた

2020年11月06日(金)

東京都内からの依頼です

依頼者様からコネクタが取れたとのことで中の基板だけが届きました
一番目の写真は依頼品が届いた状態です。
内部の基板だけのためメーカー名が分かりません
出来るだけケースも同封していただくと作業がスムーズに進みます
この依頼品はコネクタが取れただけで、他の部分の破損はありませんでしたが、他の箇所の破損が見つかった場合にメーカー名が分かったほうが良いことがあります。

二番目の写真はコネクタの導電端子が取れた部分を拡大したものです
端子の取れた箇所がはっきりと見えます

軽度物理破損でで8000円頂きました

- WebCalen -