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USBメモリが認識されず、ヒューズ抵抗が破損していた

2020年10月13日(火)

埼玉県内からの依頼です

依頼者様からUSBメモリがパソコンから認識されなくなったが、見ためには特に外傷などないとのことでした。
この依頼品は滅多に発生しないヒューズ抵抗と呼ばれる微小チップで、過電流からの破損を防ぐ目的で使用されています。
この依頼品はUSB2タイプ規格で、4本の端子が付いていて、1番はプラス5ボルトの電源端子、2番と3番はデータ、4番目はアースです。
このヒューズ抵抗は必ずしも装着されている訳ではありません。
ヒューズ抵抗が装着されていないものは無メーカー製で見受けられます。
これが付いていない場合、電源は直接コントローラに繋がっているため、電圧変動の影響でコントローラが破損しやすくなります。
一般的にヒューズ抵抗は1個付いていますが、最近は2個が並列に付けられている製品を見受けます。アイ・オー・データ製でよく見られるようになりました。
2個が並列に付いているとこの抵抗は破損しにくくなります。
三番目の写真の微小チップがヒューズ抵抗です。

このチップを交換してパソコンから認識されました。
軽度物理破損で8000円頂きました

COLOR TURN と書かれた回転式USBメモリのコネクタが取れた

2020年10月11日(日)

富山県内からの依頼です

台湾にある十銓科技株式会社製の回転式USBメモリです。
この会社は創業20数年のようですが、メモリ製品に力をいれた企業なのですね。
COLOR TURN と書かれた回転式USBメモリで、時々依頼されます。
外側が金属製で重量感があります。
この製品で依頼される最も多い症状はコネクタの曲がりとコネクタの折れです。
この製品は手にとった感触がズッシリとしていて重く、パソコンのUSB差し込み口に取り付けて大丈夫かな?と心配になります。
金属の部分は鋼鉄のようです。アルミかプラスチックにすれば少しは安心できるような気がします。

一番目の写真は送付されてきた状態です。よくある症状です。
二番目の写真はケースから取り出した状態で、完全にコネクタが取れてしまっています。
三番目の拡大写真はコネクタの端子が取れた跡です。
この依頼品はコネクタ部分の端子が取れただけで、他の箇所の破損はありませんでした。

軽度物理破損で8000円頂きました

コネクタが少し曲がって認識されないため自分で修理した

2020年10月07日(水)

千葉県内からの依頼です

この依頼品はコネクタが曲がってパソコンから認識されなくなったため、依頼者様が自分で修理しようとしたが、修理できなかったとのことでした。
①は依頼品の外観です。メーカー名が書かれていなくて不明です。
②はケースから取り出した基板です。曲がりは殆ど感じません。
③はコネクタの付け根の部分を拡大した写真です。
顕微鏡で確認すると、コネクタの付け根の部分に半田付けした跡が残っていました。
しかし、半田はコネクタの金属の途中に少し付着しただけで、基板との接点の箇所には半田が着いていません。
4本すべてが同じように正しく処理されていませんでした。
更に顕微鏡の倍率を上げて確認すると、このコネクタはいずれも外れを起こしていません。
依頼者様はUSBメモリのコネクタの半田が外れたと思って処置したようですが、この箇所は正常でした。

バソコンに取り付けてみるとやはり認識されませんでした。
結局、測定器で調査することにしました。
測定の結果、抵抗チップとコントローラの端子の複数個所で信号異常が確認されました。
抵抗チップを交換後、コントローラの端子の複数個所を半田処置して無事にパソコンから認識されました。

今回の依頼品について感じたことは、コネクタの箇所は虫眼鏡で作業することはできますが、微妙な接点は見えにくいため困難です。
更に、抵抗チップの異常とコントローラの半田外れは一般の人にはできません。半田でショートすると破損します。
自分で修理するのはお薦めしません。

軽度物理破損で8000円頂きました。

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