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2020年06月28日 記事
時々認識されるロータリー式USBメモリのデータ復元

2020年06月28日(日)

長崎県内からの依頼です
送られてきた封筒にロータリー式のUSBメモリが入っていました。海外製のようです。
一般的に、一度認識されたあと、暫くして認識されなくなる症状はコントローラかメモリの破損のことがよく見受けられます。
パソコンに取り付けてみると認識されませんでした。
コントローラを疑って顕微鏡で確認すると無端子のコントローラの半田が数か所取れていました。
この箇所の半田処理を行ってパソコンに取り付けてみると直ぐに認識されました。
データの容量を確認すると150ギガ位あります。
一気にコピーで取り出し開始。
コピー時間が1時間と表示されたのを確認して、他の作業にとりかかりました。
他の作業を続けながら進行状況を見ると、なんと、USBメモリが認識されない旨のメッセージが出てコピーが止まっていました。
このように幾つかコピーできて、途中でUSBメモリが認識されなくなる症状は非常に厄介で、コントローラかメモリのどちらかの異常が疑われます。
USBメモリを再度付け直してみると認識されました。
コピーの続きをはじめると、数十秒でまた同じようにUSBメモリが認識されない旨のメッセージが出ました。
同じ症状が5回起こったところで作業を中断。
このまま続けるとコントローラやデータの破損になってしまいます。
再度顕微鏡で各部を確認していくと、USB3めもり導電端子9本のうちの1本がかすかに半田外れしているのを見つけました。
見かけでは外観に異常は見当たりませんでしたが、USBメモリの使用中に強い力がかかったようです。
今回のように導電端子の外れが原因で途中で認識されなくなる事があります。

軽度物理破損で8000円頂きました

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