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USBメモリのサンプル画像


割れ破損 - 割れたUSBメモリからデータを取り出します

基板が割れてしまったUSBメモリからのデータの取り出しについて紹介しています。基板が割れた状態からどのようにデータを取り出しているか参考にしてみてください。

一般的にUSBメモリが割れたかどうかはケースから取り出してみないと分かりません。間違えやすいのはコネクタの付け根の部分で折れた場合に割れたと判断してしまいやすいことです。
近年のUSBメモリは4層構造と呼ばれ、表の面と裏の面の回路パターン以外に内部にも2層の回路パターンがあります。基板が割れるとこの内部の層の配線も断線してしまいます
表の層と裏の層の回路は見えているため半田付け処理ができますが内部の層は半田付け処理ができません。
このように割れてしまったものは重度物理破損と呼ばれ、メモリを取り外してデータを取り出す煩雑な作業になります。
このような症状の原因はUSBメモリをパソコンに付けたまま高い位置から落下させた場合などです

不成功になる場合は次の通りです
・海外の製品で、内部のコントローラと呼ばれる主要なチップが一般に流通していない場合
・製造日が古い製品
・内部が非常に複雑な製品
・無端子のメモリが使われている製品

同一の製品をお持ちの場合は成功率が非常に高いです

以下は基板が割れた症例です
(1) USBメモリの基板が真ん中付近で割れた例です

USBメモリの基板が真ん中付近で割れた例1

パソコンにUSBメモリを付けたまま落下させたらケースが割れて中の基板が写真のような状態で出てきたとの依頼です
割れたすぐ横の黒い四角のチップはコントローラと呼ばれるもので、重要な部品です。メモリはこの裏側に付いていて見えません
顕微鏡で確認するとコントローラの端子は広範囲に根元から折れています。メモリは壊れてなく無事でした
この依頼品は半田付けによる処置ができないためメモリを取り外してデータを取り出します
確実にデータを取り出すには同じ製品間で部品を流用する方法です。この製品については互換製品へのメモリ移植で成功しました

この例は重度物理破損ですので代金は弊社の一番高い12000円です。このように割れた場合、修理業界では一般的に高額です
主要メーカーの製品の場合の成功率は80パーセント位ですが、そうでない場合は成功率が低くなります
メモリが破損している場合はデータを取り出せません

(2) USBメモリの基板が真ん中付近で割れた別の例です

USBメモリの基板が真ん中付近で割れた例2

どのような原因で基板が割れたかを確認していない例です
コントローラとメモリの間で割れています。この製品はコントローラとメモリが同じ面についています。
顕微鏡で確認するとコントローラの端子、メモリの端子のどちらも折れていません。
この依頼品も半田付けによる補修はできませんのでメモリを取り出してデータを取り出す方法になりました

この例も重度物理破損ですので代金は弊社の一番高い12000円です。
成功率は80パーセント位です

(3)USBメモリの基板が真ん中付近で割れた例です

USBメモリの基板が真ん中付近で割れた例3

この例はパソコンにUSBメモリを付けたまま車で移動中に座席からパソコンが落ちてしまったとのことでした。
ケースは少し開いていたけれど基板が割れているかどうかは分かりませんでした。ケースを開けると写真のように基板の中央付近で割れていました
この依頼品も半田付けによる補修はできませんのでメモリを取り外してデータを取り出しました
写真は基板からメモリを取り外した状態です。
この例も重度物理破損ですので代金は弊社の一番高い12000円です
通常の成功率は80パーセント位です

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